はじめましての方ははじめまして、稲葉です。
今回は、S10において使用感が良く、かつ他の人が使っていなさそうだった炎オーガポンの型を紹介します。
オーガポン@かまどのめん
性格:わんぱく
実数値:187(252)-140-149(252)-x-116-131(4)
調整意図
HB-ハバタクカミ、パオジアン、オーガポン、ウーラオス等意識(ダメージ計算の欄を参照)
S-準速イダイトウ抜き
与ダメージ計算
・無振りハバタクカミに対しツタこんぼうで乱1
(97.6〜115.3% 瀕死率87.5%)
・HB特化ハバタクカミに対しツタこんぼうで確2
(50.6〜59.8%)
・無振りパオジアンに対し岩石封じで確2
(50.3〜59.3%)
・無振り炎オーガポンに対し岩石封じで乱2
(47.7〜56.7% 瀕死率82.8%)
(68.5〜82.2% テラスのA上昇やインファBダウンがあれば確1)
・無振り一撃ウーラオスが岩石+テラスツタこんぼうでほぼ落ちる
(9.1〜10.1+90.2〜107.4% 瀕死率98%)
・無振りテツノツツミに対しウッドホーンが確2
(82.4〜97.7%)
・無振りテツノツツミに対し等倍ウッドホーン+ツタこんぼうでほぼ落ちる
(41.2〜48.8+54.9〜64.8% 瀕死率87.1%)
・無振りカイリューが岩石+A+1岩石で確定
(40.9〜48.1+60.2〜71.0%)
・H252カイリューがA+1岩石で確2
(50.5〜59.5%)
・HB特化カイリューが等倍かつマルスケ非考慮でテラスツタこんぼうが確2
(59.5〜70.7%)
・HB特化キョジオーンが等倍テラスツタこんぼうが乱2
(46.3〜55% 瀕死率61.3%)
非ダメージ計算
・C特化眼鏡ハバタクカミのパワージェムが乱1
(85.5〜101.6% 瀕死率12.5%)
・C特化ハバタクカミのシャドボが乱2
(43.3〜51.3% 瀕死率5.4%)
・A特化パオジアンのつららが乱2
(43.8〜51.8% 瀕死率13.2%)
・A特化鉢巻パオジアンの悪テラ噛み砕く確2
(81.2〜96.2%)
・陽気A252炎オーガポンのテラスツタこんぼう及び岩オーガポンのツタこんぼうが確2
(84.4〜99.4%)
・A特化炎オーガポンの岩石+テラス岩石をワンチャン耐える
(37.4〜44.9+55.6〜66.3% 瀕死率67.2%)
(44.9〜52.9% 瀕死率24.6%)
・陽気A252水ウーラオスの水流連打が抜群で乱1
(28.8〜35.2%×3 瀕死率5%)
・陽気A252悪ウーラオスの暗黒強打が確3
(41.7〜49.7%)
・臆病C252テツノツツミの冷Bが確3
(41.7〜49.7%)
・臆病C252テツノツツミのドロポンが確2
(50.2〜59.8%)
(41.7〜49.1%)
・A特化カイリューの飛行テラバが乱1
(89.8〜106.9% 瀕死率43.7%)
・陽気A252ガブの+2地震&鮫肌1回確定耐え
(鮫肌ダメ23、+2地震138〜163ダメージ)
・意地適応力イダイトウの150お墓参り+アクジェをワンチャン耐える
(72.7〜86.6+20.3〜24.5% 瀕死率63.3%)
・陽気適応力イダイトウの150お墓参りをステロ込みで乱1
(90.9〜103.7% 瀕死率31.2%)
・陽気キノガッサの岩石封じ乱2
(44.9〜53.4% 瀕死率33.2%)
(43.8〜51.8% 瀕死率13.2%)
・一致イカサマ確4
(27.2〜32.6%)
解説
炎オーガポンは、トリック・鬼火・宿木・胞子やグラスラ、草オーガポンなど高速草打点の一貫が切れる為、構築を組む上で欲しい要素を多数揃えている。
また、テラスタルを切った際の火力が非常に高く、崩し枠としての運用ができる上、弱点が少なく対面的にも動かせると思い使うことを決意した。
環境でよく見る炎オーガポンの型は、ASベースやHAベースの個体が多いが、考察段階でいくつかの不安点があった。
具体的には、
・ハバタクカミに眼鏡パワージェムで落とされる
・襷パオジアンや水ウーラオスの処理が安定しない
・ミラーにおいてほぼテラスを強要される上、多くの型を想定した際に安定択が存在しない
・テラス時に水地面というメジャーなタイプが弱点となり、上から縛られやすい
という点が挙げられた。
これらの課題に対し、耐久に振り切った型を使うことで、上記で挙げた問題に対し、
・眼鏡パワージェムを耐えるようになり、出落ちしなくなる またパワージェム搭載型はSを最速オーガポン抜きの179以上にする必要があると考えており、そうした場合耐久に割く努力値を確保しにくくなり、基本的にワンパン可能である
・パオジアンやウーラオスの攻撃をほぼ2回耐える事が可能となり、処理出来る確率がかなり上がる
・ミラーにおいて、テラスタルを切らずともツタこんぼうを耐えて岩石2回で勝てる、もしくは岩石封じで削りを入れてから退場が可能であり、裏にテラスタルを残せる
・テラス後でも物理の一致弱点技なら大体耐える為、相手視点で見えない勝ち筋を生み出せる
といった形で解決する事ができた。
更に、初手に出てきやすく処理が難しい襷持ちパオジアン、連撃ウーラオス、ハバタクカミに対し初手置きが安定するようになった。
また、光合成を採用することで、キノガッサやハバタクカミ、ゴリランダー辺りに対し、回復して何度も受け出しが可能な展開を作る、悪ウーラオスやパオジアンに対して、不意打ちや交代に光合成を合わせてアドバンテージを得る、チオンジェンやヒトム等回復手段の少ない受け駒に一方的に勝つ、といった動きも可能となった。
火力を落としている関係上、本来の役割である崩しとしての性能が落ちるという問題があるが、回復とイカサマへの耐性によりチオンジェンにはA振りよりも有利よりに立ち回れ、テラス棍棒の火力が異常で、等倍相手なら物理受けだろうが後投げを許さない程度の火力を出せる為、あまり困らなかった。
終わりに
調整について、正直あと少しだけ火力が欲しいという場面があったり、ハバタクカミやパオジアンの対面で岩石封じを押された後に、抜けている前提で動かれることもあったりと、他に努力値を割きたいと思ったことが何回かあり、ミラーでツタこんぼうから入られる事が殆ど無かった等もあった為、余裕はないが耐久を少し落とし、火力か素早さを上げても良いかもしれません。
参考にして頂けると幸いです。