目次
1.前書き
2.構築経緯
3.コンセプト
4.個体紹介
5.後語り
1.前書き
皆さんランクマッチシーズン10お疲れ様でした。くみひもと申す者です。
今回、人生初の最終順位2桁でのフィニッシュを決めることができました。
自分なりにもある程度納得のいく構築が組めたと思うので、記事を書かせていただきます。
2.構築経緯
シーズン10開始直後に、受けループを使い第16回葉桜杯にて優勝できたことから、今期は受けに寄せた並びを使うことを決意。
始めはという、毒びしを主軸にした並びを使用していた。
しかし、環境が固まっていくにつれ,
,
という物理3枚の並びが増え、これらを受けようとした場合
か
の選出を強要されてしまい、前者であれば≪こだわりハチマキ≫を持った≪れんげきのかた≫の
の受けが、後者であれば
の受けが怪しくなってしまった。さらに、裏の
や
,
にも対応する必要がある為、安定した受け回しがほぼ不可能であり、かつ
や
などの毒タイプも増加してきて毒びしに限界を感じた為、並びを変えることにした。
まず始めに、受け回しにおいてダイマックスという要素を有効に活用できる場面が少なく、かつ環境に型や持ち物次第で後投げから対処できない可能性が高いポケモン(,
,
,
,
,
etc...)が多かった為、初手からダイマックスを切り受けが厳しいポケモンを無理やり突破したり、対数有利を取ってTODを仕掛けたりすることが出来るように、≪ヨプのみ≫を持たせた
を採用した。
元々物理受けとしてはを使用していたが、
に相性不利を取り、≪こだわりハチマキ≫を持った
に対しても対面から勝てなかった為、この3体にある程度後投げが可能でかつ対面からなら安定して処理が可能な
を採用した。
特殊受けとしてはを採用していたが、
を採用するした場合、パーティに≪しんかのきせき≫を持ったポケモンが2体存在することになってしまう為、仕方なく
に変更した。
その他の枠として、≪いちげきのかた≫のに強く、
に対してパーティのドラゴン技の一貫性を切ることができ、かつ≪めいそう≫などの積み技を採用しているポケモンに対して特性≪てんねん≫からの≪アッキのみ≫によるB上昇と≪めいそう≫によるCとDの上昇によって有利に立ち回ることが可能な
、スカーフトリックにより対応が面倒な
にタイプ上有利で、
に対して電気技の一貫性を切ることができ、ここまでの並びで対応が厳しい
に対して特性≪てんねん≫により有利に立ち回れ、技≪カウンター≫によって無理やり
,
,
,
,
を処理することが可能である
を採用した。
最後の一枠として、眠りでこちらの特殊受けに対してもある程度仕事が可能なや
、高い耐性と≪たべのこし≫≪みがわり≫≪キングシールド≫の組み合わせにより、受け回し有利にTODなどを仕掛けられる
、≪ぜったいれいど≫などの一撃技で無理やり受けを崩しに来る
,
,
にある程度有利で、かつ高い素早さと特性≪かそく≫により上から≪まもる≫と≪みがわり≫をし続けることによりTODを狙うことが可能な
を採用した。
3.コンセプト
1.初手でポリゴンZにダイマックスを切り、受けが厳しいポケモンを倒してから裏で受けまわす、もしくは対数有利を取ってTODを狙う。
2.受け駒3体で攻撃を受け切る。
3.≪どくどく≫+≪くろいヘドロ≫持ちのペンドラーで定数ダメージを稼いで詰めていく。
4.個体紹介
ハピナス@たべのこし
特性:てんのめぐみ
おだやか:330-*-62(252)-95-198(196)-83(60)
タマゴうみ / みがわり / ちきゅうなげ / かみなり
-調整
・B特化
・D11n
や
などを誤魔化すことが可能な数値お化け。
の≪キノコのほうし≫や、
などからの一撃技に対して対応できるように≪みがわり≫を、ゴーストタイプ(主に
)への打点かつ命中と特性込で42%の確率で相手を麻痺状態にすることができる≪かみなり≫を、最後に≪めいそう≫などの特殊耐久を上げる手段を持つポケモンへの対抗策として、定数ダメージを与えられる≪ちきゅうなげ≫を採用した。
努力値に関しては、物理にもある程度突っ張っていけるようにBに振り切り、あとは≪ぜったいれいど≫持ちの意識で少しだけ素早さに振って残りをDに回した。
持ち物に関しては、≪みがわり≫と相性が良く、回復により耐久力を上げることが可能な≪たべのこし≫を採用した。
どうしても≪みがわり≫とゴーストへの打点を採用したかったがために、一般的なハピナスに採用されている≪めいそう≫を採用しなかったが、耐久に努力値を割いて積んでくるようなポケモンはピクシーで対処できたこともあり、そこまで気にならなかった。
≪かみなり≫に関してだが、と
が対面した際、ゴーストへの打点が無いと思ったのか突っ張ってくることが何度かあり、その隙に麻痺を入れて
で抜けるようにしたり、
以外の後投げしてくる物理のポケモンに状態異常を撒くことができ、非常に強力だったと思う。
ヌオー@オボンのみ
特性:てんねん
ずぶとい:202(252)-*-150(252)-85-86(4)-55
じこさいせい/ねっとう/どくどく/カウンター
-調整
・HB特化余りD
超火力の物理をカウンターで誤魔化すために存在しているポケモン。
元々≪たべのこし≫を持たせて使用していたが、を採用するにあたって別の道具を持たせる必要があったため≪オボンのみ≫に変更したが、4分の1回復により2発受けることが不可能だった技を受けられるようになりかなり安定感が増した。
並びでや
がかなり重い為、そういったポケモンを見た時は積極的に選出していった。
ピクシー@アッキのみ
特性:てんねん
ずぶとい:202(252)-*-137(252)-115-110-81(4)
-調整
・HB特化余りS
フェアリー枠でありかなり自分が評価しているポケモン。
環境上位の物理であるに対しタイプ上有利で、一度≪めいそう≫を積んでしまえば特殊でも突破が難しい為、展開さえできれば勝ちという試合が何度もあった。
シーズン中盤からや
が増えてきて若干立ち回りにくい部分もあったが、それでも強かった。
ポリゴンZ@ヨプのみ
特性:ダウンロード
おくびょう:161(4)-*-90-187(252)-95-156(252)
-調整
CS特化余りH
ダイマックス枠。 ほぼ毎試合選出した。
とある人のキャスで≪ヨプのみ≫を持たせた≪ダウンロード≫のを見て、その対応範囲の広さと受け回しへの強さから使うことを決めた。
≪ダウンロード≫はや
,
と対面した際にほぼほぼCを上げることが可能で、かつ今期は対策をしている人も少なく、
や
,
等と対面した際にも火力を上げることが出来た。
また、の受けとして
を用意している人が多く、それに対してC+1≪あくのはどう≫媒体のダイアークでワンパンできるのがとても優秀だった。
技構成に関しては、メインウェポンの≪はかいこうせん≫、ゴーストへの打点になりダイマックス時に相手の特殊耐久を下げることも可能な≪あくのはどう≫、ダイマックス時にダイウォールとして使用でき、かつ安易な特殊受けを崩すことが出来る≪わるだくみ≫、最後にダイアイスとして使用することで相手の≪きあいのタスキ≫持ちを1ターンで倒すことができる≪れいとうビーム≫を採用した。
性格に関しては、控えめ≪ふぶき≫をダイマックス時に打つことで、ダイマックス中のH4をあられ込みで落とすことが可能だが、≪じゃくてんほけん≫を採用している個体も何回か見られた為、ミラー意識も含めて臆病にし、
対面では基本ダイアタックを打つようにした。準速かつスカーフでない
を使っている人も何回か見られ、それらにイージーウィンすることが出来たので、臆病で正解だったと思う。
こいつで3タテして勝ち、という試合も何度かあり、本当に強かった。
ペンドラー@くろいヘドロ
特性:かそく
しんちょう:161(204)-120-109-*-132(244)-140(60)
まもる/みがわり/どくどく/じしん
-調整
・H16n+1
・D11n
・S最速75属(パッチラゴン、ウオノラゴン等)抜き
前々から使いたかったポケモン。バレルキラー。
特殊に対して出していき、≪どくどく≫の定数ダメージでの突破を狙う。
≪じしん≫は毒が通らない相手へ刺さることが多く、特殊の受けが少し厳しい場合はダイアースとして使用し特殊耐久を上げて対処することも可能。
≪イカサマ≫を採用していないに対しては、身代わりが≪ヘドロばくだん≫を1発耐えるため、そのままTODを仕掛けることが可能。無暗に交代すれば身代わりを張った状態から交代先を毒で嵌めることができる。
と共に最終日前日に採用したが、本当に偉かった。
か
で毒を入れてしまえば、ほとんどのポケモンは嵌め殺すことができ、少しきつい音技持ちの
や連続技持ちかつ守る貫通の
に対して
が強く出られるので、一緒に選出することが多かった。
特性:ようりょくそ
ずぶとい:167(252)-*-134(252)-105-95-61(4)
-調整
・HB特化余りS
対最強ポケモン。
物理型のポケモンに対して≪ちからをすいとる≫という最強の技を使うことにより、ほとんど対面で負けることが無い。
Aダウンが意味をなさない≪いちげきのかた≫に対しては、ムーンフォースで確1を取ることが出来る。
また、物理耐久に関しても、の≪いのちのたま≫特化ダイジェットも耐え、意地っ張り
の≪あんこくきょうだ≫も2発確定で耐える。(
では耐えられない)
これだけ使用率上位の物理に有利に立ち回れる上、使用率2位のに対してもタイプ上有利であり、非常に選出しやすく、仕事もしてくれた。
見た目以外は満点のポケモンだった。
5.後語り
今期は最終日前日まで一度も1900にすら到達できず、ロクな結果を出せないのではないかととても不安でしたが、最後に採用したペンドラーとクサイハナが環境に刺さり、18連勝して初めての2桁に到達できたため、本当に嬉しかったです。
葉桜杯での優勝が無ければ今期も下手な対面構築を使って爆死していたと思うので、あれが受け回しを使ういいきっかけになったんだと思います。
また、今期は催眠術や張り切り、一撃技が良く見られましたが、これらに頼らず結果を出せたのはかなりの自信になりました。
余談にはなりますが、自分がポケモンで対人を始めた時、初めて育成したポケモンがペンドラーで、そこそこ愛着があったため、そのポケモンと結果を出せたことも嬉しかったです。
来期の環境がどうなるかは分かりませんが、次からは積極的に1桁順位を目指して潜っていこうと思います。
記事をここまでご覧いただき、ありがとうございました。
一応、葉桜杯優勝時のパーティも載せておきます。